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「完母の赤ちゃんは、毎回140g飲んでいる?」〜母乳量の思い込みを手放そう〜

Ki-chan

「完母(完全母乳)でいくには、赤ちゃんが毎回140gくらい飲めていないとダメ」
そんなふうに思っていませんか?

実はこれ、とても多くのお母さんが抱いている”思い込み”のひとつなんです。産後ケアの場でも、「完母の人はもっとたくさん飲ませているんだと思っていました」というお声を、私は本当によくお聞きします。

授乳量は、毎回同じではありません

母乳で育っている赤ちゃんでも、毎回たっぷり飲むわけではありません。授乳量はその時々で変わります。ごくごくとたくさん飲むときもあれば、少しだけ飲んで、おっぱいのそばで安心したように眠ってしまうときもある。それが赤ちゃんの自然なリズムです。

たとえば1回の直母量(じかに母乳を飲めた量)が65gだったとしても、それは決して「足りていない」わけではありません。飲んだあとにすやすやと2時間ほどぐっすり眠り、次の授乳でもまたしっかり飲めている。そんな様子が見られるなら、赤ちゃんにとって十分な量が届いている証拠です。

「3時間おき」にこだわりすぎなくて大丈夫

「赤ちゃんは3時間きっちりで飲むとは限りません」——これは、私がいつもお母さんたちにお伝えしていることです。

日中は、30分後や1時間後に「もっとちょうだい」と欲しがることもよくあります。それを見ると「母乳が足りていないのかな」と心配になるかもしれませんが、これは赤ちゃんのごく普通の姿。むしろ、たくさん吸ってもらうことこそが、母乳を作る一番の刺激になるんですよ。

「うちの子、ちゃんと飲めてる?」と不安なときは

母乳は哺乳びんと違って量が目に見えません。だからこそ、「ちゃんと飲めているのかな」と不安になるのは、当然のことなんです。

石井助産院では、授乳量の測定(直母量測定)ができます。沐浴のあと、実際におっぱいを飲んでもらって、その前後の体重で量を確認する。実際に測ってみると「思ったより飲めていた!」と、ほっと表情がゆるむお母さんを、私はたくさん見てきました。

数字にとらわれすぎず、でも必要なときはきちんと確認して安心する。そのバランスを、いっしょに見つけていきましょう。

「私、完母でいけるのかな?」と迷ったら、どうか一人で悩まず、ぜひご相談くださいね。

石井助産院は、おかあさんとあかちゃんの絶対的な味方です。

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石井助産院 石井先生プロフィール
石井希代子
石井希代子
院長 助産師
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