おっぱいの悩み
こんにちは
助産師の石井です。
今回は、ここ最近母乳で悩んで
連絡をくださる方が多かったので
おっぱいの悩みについて
書かせていただきました♡
『おっぱいが出たらおっぱいをあげたいんだけど…』
と思っているお母さん。
基本は【とにかく吸わせれば出る!】です(^_-)-☆
わが助産院の統計ですが、出産したお母さんが50人いたら、
49人は完母でいけます。
後の一人は混合です。
でも母乳とミルクの混合で2年間
与えた方もいます。
長期に与えられたら、上等だと思っているのでOKです(^^♪
(ちなみに100人いたら98人は完母でいけます)
おっぱいの製造業者は、“吸わせる”または”搾る”かして
出しておけば、
「次沸かさないといけないな!」
と思って沸かしてくれます。
だから、【とにかく吸わせる!!】です。
搾ってでもいいけど、①搾って②哺乳瓶で与えるというのは
時間と手間がかかるので
、直接吸ってくれた方が早い(良い)(^^)/
だから、私は吸わせることに力を注ぎます!
(その方が楽だから…
ちなみに私も年子で女子二人産んでいますが、
2人とも完母でした)
★吸わせるためにどうしたらよいか?
①一番いいのは妊娠中からのおっぱいの手入れをする
(助産院は37週を超えて
赤ちゃんの体重が2500gを超えたら産めるので、
その基準をクリアしたら、
♡毎日1日1回左右5分ずつおっぱいの手入れをします。
♡予定日を超えたら
毎日1日3回左右5分ずつおっぱいの手入れをします。
※理由
・ おっぱいの皮膚を鍛えておく
(乳頭亀裂などの予防のため)
・ 上手に吸着できるように
乳頭・乳輪部の伸びを
良くしておくこと
(乳首も小指の第一関節くらい
伸びる長さがないと吸わせても
2~3口ですぐ
外れてしまうから)
私は、一人目短頭で苦労しました😢
②生まれたら、基本は母児同室で
”泣いたら吸わせる”の自律授乳!
③母乳は出産後72時間は
母乳分泌ホルモンが
にじむ程度しか出ないですが
(個人差があります)
”とにかく吸わせる”です。
あまり、おっぱいが出なくても
赤ちゃんは吸うので
とにかく吸わせる。
そうすると、お乳の線が開く
(2本だったのが、
3~4本と日に日に増える)
72時間経つとドッと母乳分泌が増えます。
④赤ちゃんはお母さんが
72時間経たないと
おっぱいが十分出ないことを
知っているので、
お母さんのおなかにいる時に、
しっかりとブドウ糖を
蓄えてきますので、
生まれてから72時間は
お母さんのおっぱいが
そんなに出なくても大丈夫
(お弁当と水筒を持ってくるよ)
って言いますよね♡
※ただし、早産で生まれた子や
未熟児で生まれた子
、巨大児で生まれた子とかは
低血糖になりやすかったり、
脱水や黄疸の数値の高い子
とかいますので、
その場合は状況を観ながら、
検査したりして
ミルクを与えることも
あります。
⑤そして、72時間経ったら、
射乳(おっぱいが飛びだす)
してくる方が多いです
片方授乳してしていたら、
もう片方のおっぱいが
にじんできて
母乳パットが濡れるとか
赤ちゃんが「ゴクッ・ゴクッ」って
飲み下す音が聞こえたりします
そしたら母乳分泌は良好なので
後はひたすら”飲ます”です
⑥そうしていくと
2時間とか3時間とか空いたかな?
っていう時が出てきます
そしたら、“母乳でいけるな!”
という感覚が出てきますので、
後は、ひたすら泣いたら飲ます
でいけば完母でいけます
⑦大事なのは、
生まれてから丁度入院期間中は、
おっぱいが毎日
刻々変化していくという事。
その変化を毎日観て、
それに合わせての
授乳指導が必要になってきます。
私は、出来ればその期間は
母乳マッサージを
毎日した方がいいと思っています。
※ただし、病院で出産された方は、
助産師がいても
お産や他の業務で忙しくて、
なかなか母乳育児支援まで
手が回らないことあります。
私も、病院で勤務していたので、
よくわかります。
十分してあげたくても
してあげられなくて
辛かった時がありました。
⑧お母さんがどうしたいのか?
それに合わせて
母乳育児支援をしますので、
悩んだり、迷ったりしたら
早めに連絡くださいね(^^♪
出来れば、病院を退院したら
すぐ位でもいいです。
助産院に来て下さったらいいですが、
来れない方は出張もしますので、
遠慮なく連絡ください。
(ただし、
入院さんがいてる場合は、
出張できない場合もありますので
ご了承ください。)
長文を読んでいただき、
ありがとうございました。
年末年始を迎えますが、
くれぐれも餅の食べすぎは
注意なさってください(^^)/
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